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打首獄門同好会「なつのうた」レビュー:既視感。

作品情報

本曲は、以下のアルバムに収録されています。

獄至十五

獄至十五

レビュー

 本曲が発表される約1年半前。僕の度肝を抜いた曲がありました。打首獄門同好会「布団の中から出たくない」という曲です。可愛らしいコウペンちゃんのアニメーション。「布団の中から出たくない」という素朴で共感できるタイトル。穏やかなイントロ。そこから繰り出される「さむい!!!さむい!!!さ!!!む!!!い!!!」というシャウト。あまりのギャップに笑いが止まりませんでした。

 打首獄門同好会の「なつのうた」を聞いて最初に感じたのは既視感でした。打首獄門同好会とコウペンちゃんとのコラボということで何となく想像していましたが、爽やかなイントロ後の「あつい!!!あつい!!!あ!!!つ!!!い!!!」というシャウトで、やっぱりこうくるかという気持ちしかしませんでした。途中、「さむい!!!さむい!!!さ!!!む!!!い!!!」とシャウトが入る部分は流石に予想できず吹き出しましたが、それ以外はまあ予想通りという感じの曲でした。

 何というか、「布団の中から出てこない」を繰り返し聞いたせいで、本曲はそこまで新鮮味はありませんでしたね。優しい歌詞、BGM、アニメーション共に、ゆったりと聞く分には申し分ないですし、これはこれで良い曲だと思います。ただ、自分としてはもうちょっとユニークな何かが欲しかったなあと思わざるを得ませんでした。

 癒しの曲という点では、良いんですけどね。この曲。ただ、インパクトや歌詞への共感度という点で、「布団の中から出たくない」を超えられない作品だったかな、とも思いました。

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