言葉とレゴブロック - 本やらなんやらの感想置き場

　言葉とレゴブロックって、どこか似ている。

　単語やブロックを積み重ね、1つのもの表せるところとか。積み重ねれば積み重ねるほど、微細になるところとか。

　言葉とレゴブロックって、どこか似ている。

　単語やブロックに新しいものがあったり、古いものがあったりするところとか。人気のあるものと、そうでないものがあるところとか。

　言葉とレゴブロックって、どこか似ている。

　単語やブロックの組み合わせ方に、個性が現れるところとか。珍しいものを用いることが、個性になるところとか。

　言葉とレゴブロックって、どこか似ている。

　単語やブロックの組み方を、他人の作品を見て学べるところとか。真似をすることで、組み合わせるのが上手になるところとか。

　言葉とレゴブロックって、どこか違う。

　ブロックの数に限りはあるけれど、単語の数は計り知れないところとか。

　言葉とレゴブロックって、どこか違う。

　ブロックは買わなきゃならないけれど、単語は誰もが持ってるところとか。

　言葉とレゴブロックって、どこか違う。

　ブロックは誰でも理解できるけれど、単語は理解できるとは限らないところとか。

　言葉とレゴブロックって、どこか違う。

　ブロックは持ち運ばないといけないけれど、単語はどこにでも飛んでいくところとか。

　ブロックが単語になり、単語がブロックになった世界では、どんな作品が生まれるでしょうか。