作品情報
Mini Metroは、iPhone及びAndroidのゲームアプリです。Steamでも売っています。ジャンルはストラテジーです。
本アプリは、App Store Best of 2016 に選出されました。
評価
☆☆☆☆(最高評価は☆5つ)
レビュー
ゲームシステムについて
Mini Metroは、簡単に言えば駅と駅をつなぐ線路を引いて、できるだけ多くの乗客を運ぶゲームです。
画面上の〇△□はそれぞれ地下鉄の駅を表していて、駅の右上の小さな●▲■は〇△□の駅に行きたい乗客を表しています。要は、この乗客を目的の駅へと運ぶために、駅と駅を結ぶ路線を作っていくわけですね。画面上の駅はどんどん増えていき、それぞれの駅には乗客がどんどん発生していきます。なお、駅の種類はこれらの3つに限られずたくさんあります。
そして、駅と駅の間の線が路線です。路線は何度でも引き直すことができます。そして、線路が川を通過する部分(青の路線)では画面左に表示されるトンネルが必要となります。
路線の上の四角は電車を表しています。1つの電車には6人の乗客が乗れますが、一定時間ごとに電車の数や車両の数を増やすこともできます。
路線ができると、勝手に電車が走り始め乗客を運んでいきます。また、乗客は全て自動で行動し、勝手に駅で電車を乗り換えて行って目的地を向かっていきます。そのため、プレイヤーはただ路線を引けばOKです。
ノーマルモードではこうやって乗客を運んで行って、いずれかの駅の乗客が一定数を越えるとゲームオーバーになります。エンドレスモードでは、ゲームオーバーにならないのでひたすら輸送効率を追求することになります。エクストリームモードでは、路線を引き直せなくなる以外は通常モードと同じです。
まあ、言葉で説明すると若干複雑かもしれませんが、プレイするとすごくシンプルです。説明するよりもプレイ動画を見た方が早いかもしれないので、もしよかったらこちらの動画もご覧ください。
このように、ルール自体はシンプルですし、序盤は適当に線路を敷いていくだけでも乗客を運ぶことができます。しかし、徐々に駅や乗客の数が増えていくので、乗客を効率よく運ばなければすぐにゲームオーバーになってしまいます。
それを防ぐために、輸送効率を最大化するためにはどう路線を敷けば良いかを考えるのが非常に楽しいゲームです。
ストーリーについて
一切ストーリーはありません。
ゲームのボリュームについて
本作は、上記のように3つのモードがあります。また、プレイできるマップとなる都市は20あり、マップごとに川や山の配置が違います。また、プレイの度に駅の配置が変わっていくので、同じマップでもプレイごとに新しい展開になり、何度でもたのしめます。
さらに、任意のマップで通常モードをプレイし世界のプレイヤーとスコアを競うデイリーモードもあります。
そのため、ゲームのボリュームは非常に大きいです。たぶん、僕は20時間弱ぐらいはやったかなと思います。
グラフィックについて
基本的には、上記の画像の通りです。シンプルで見やすいグラフィックですね。
サウンドについて
サウンドもすごくシンプルです。サウンドが売りのゲームではありませんね。
まとめ
Mini Metroは、シンプルなパズルゲームながら、非常に中毒性があります。自分の場合、このゲームが面白くて熱中しすぎた結果、Mini Metroをやっていたら一日が終わった、なんてこともありました。どこの駅とどこの駅を結べば効率よく乗客を運べるか、試行錯誤しているうちにあっという間に時間が経っていきます。
そして、そのような試行錯誤しているうちに、段々と効率の良い線路の引き方が分かってくるようになります。例えば、環状線を作ると効率よく輸送できるであるとか、環状線を貫通させるように路線を引くと良いとか。そして、どのように路線を引けば良いか分かった後で現実世界の電車の路線を見ると......なんとなく、なぜそのように路線が引かれたかが分かる(分かった気になれる)ので、そういった意味でも興味深いゲームです。
このゲームは、シミュレーションゲームが好きな人に特におすすめですね。自分の決めた路線に従って乗客が運ばれている様を、のんびり眺めているだけでも楽しいゲームです。なので、シムシティなどで自分の作った街なんかをぼうっと眺めるのが好きな人は、迷わず買った方が良いかと思います。
そうでない人は、とりあえず上記のプレイ動画を見て、面白そうか見て買うのを判断すれば良いかと思います。ほとんど見たまんまのゲームなので。まあ、価格は600円ですし、ものすごくボリュームがあるゲームなので、とりあえず買ってみるのもありかと思いますよ。
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