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「VA-11 Hall-A」レビュー

作品情報

VA-11 Hall-A ヴァルハラ - PS4

VA-11 Hall-A ヴァルハラ - PS4

  • 発売日: 2019/05/30
  • メディア: Video Game

VA-11 Hall-A ヴァルハラ - Switch

VA-11 Hall-A ヴァルハラ - Switch

  • 発売日: 2019/05/30
  • メディア: Video Game

store.steampowered.com

なお、私はsteamでプレイし、エンディングに到達するまでに約4時間かかりました(私は文章を読むのが早い方です。)。なお、本作の要素をコンプリートしようとした場合、少なくとも2~3倍の時間はかかりそうです。

評価

☆☆☆☆(最高評価は☆5つ)

レビュー

ゲームシステムについて

本作は、Cyberpunk Bartender Actionという名目となっておりますが、事実上ノベルゲームです。バーに訪れるお客と主人公との雑談を読み、お客の要望に合わせてカクテルを検索し、材料を混ぜ合わせてカクテルを作り、お客にカクテルを出す。基本的にはこの繰り返しです。なお、お客の要望はカクテル名での注文からまずいカクテルとの注文まで様々であり、お客がどのカクテルを求めているか推測する必要がある場合もあります。

カクテルによって代金が変わり、その日の売り上げや正しいカクテルをお客に出せたかによって主人公の給料(日払い)が変わります。その給料の中から主人公は電気料金等の支払いをしなければならないため、場合によっては主人公が金欠になることも…。

難易度について

よっぽどのことをやらない限りは、ゲームオーバーにならないため、難易度は低いと考えられます。

ストーリーについて

本作は、ストーリーが非常に良い作品です。バーに訪れるお客の一人一人が、強い個性を持っています。人間を模したロボット、スーパーハッカー、アイドル、雑誌編集者等々。また、主人公のボスや同僚も、良い性格をしています。

サイバーパンクの世界観で繰り広げられる雑談も様々で、サイバーパンクの世界観を生かしたものから主人公の身の上話まで様々です。そのどれもが自然かつ面白く、別世界のバーをのぞき込んでいるような、そんな感覚を受けます。クリアした後でも、全体的に良い話が多かったなと思います。

グラフィックについて

以下の動画そのままです。独特の雰囲気があって、ゲーム終了まで楽しく見ることができました。

www.youtube.com

サウンドについて

世界観にあった素敵なBGMが多数収録されています。主人公のバーで流すBGMを自分で決められるのもポイントが高いです。

まとめ

本作は、サイバーパンクの雰囲気を感じられる良くできたノベルゲームです。最初から地味だと思っていたカクテルを作るゲームシステムは、クリア後も地味だなという感想のままでしたが、その繰り返しによって徐々にバーテンダーをやっている気持ちになってきたのが面白い点でした。

本作の一番の魅力は、やはりキャラクターです。本作をクリアしてから1週間ほどたった現在でも、どんなキャラクターがいたかすぐに思い出せるくらい、魅力的なキャラクターに満ちています。特に、ノベルゲームが好きな人、バーテンダーに興味がある人にはお勧めの作品です。また、ユニークで軽めなゲームをやりたい人に対しても、自信をもってお勧めできる一作です。