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BAND-MAID「glory」レビュー

作品情報

 本曲は、『遊☆戯☆王VRAINS』のエンディング曲です。

レビュー

 ちょうど本日、gloryのPVが公開&itunesで発売との知らせが。PV見た後、速攻でgloryをiTunesで買ったので、レビューしたいと思います。

 初めて聴いた時に思ったのは、彩姫さんの声が引き立つ曲だなということ。割とメロディがシンプルであるように感じましたが、だからこそ彩姫さんの声の力強さが引き立ちますね。いつものことながら、純粋に上手でカッコ良い。そしてギターとベースが完璧にユニゾンするイントロがただただ格好良くて好きすぎる。シンプルで乗れるイントロなのに、どこか新しくオリジナリティを感じさせるというのが流石です。

 それから30分以上何度も何度も繰り返し聴いていますが、やっぱり一番たまらないのはこの疾走感ですね。どんどん刻んでいくギターやボーカルも良いんですが、もうAKANEさんのパワフルなドラムがたまりませんね。特にイントロやサビの部分。ドンッドドンッタっていうリズムの繰り返しがたまりません。このフレーズの繰り返しが、効果的にスピード感を演出していますね。AKANEさんのドラムは、それ以外の部分でも細かく複雑なリズムながら軽快に曲を作っていって、何度聞いても聴き飽きない、ドラムだけでもじっくり聞きたいなと思わせてくれる曲だと感じました。誰かドラムカバーしてくれないかなあ。

 そして、そのドラムに合わせるベースのMISAさん。相変わらず息ぴったりで、脳内に現れるのは職人芸の三文字。ユニゾンの部分のギターとのコンビネーションも抜群で、影のようにぴったりと寄り添っていますよね。そしてCメロでは全体的に縦横無尽に動いていて、自由で楽しそうなフレーズだなと感じました。

 本曲のギターはリフだけでもカッコ良いし、ユニゾンの部分とかの疾走感もたまりません。ギター同士の掛け合いも息ぴったりだし。これ聴いていると、小鳩さんも本当に上手くなったなあと思いました。ギターは、Cメロで彩姫さんの裏で鳴っている部分が一番好きで、欲を言えばここの部分もKANAMIさんのソロの部分に含めてくれてればなあと思いました。まあ、単純に僕がKANAMIさんのギターが好きすぎるので、長いソロが聞きたいってだけかもしれないですが。

 歌詞について言えば、「自分自身を切り開いていけ」「感情を吐き出せ」「想定外を楽しめよ over and over」という部分など、曲の疾走感にぴったりな直球な感じですね。曲調とあいまって、落ち込んだ時でも情熱的に鼓舞してくれるような歌詞に仕上がっていると思います。

 start overの2曲は、今までにないBAND-MAIDが見れて良かったですが、本曲はBAND-MAIDの曲の中の立ち位置を考えるまでもなく、良いって感じの曲でしたね。最初聴いた時は、サビ前のコード進行が普通の曲とは違っていて曲の中で若干浮き気味かなと思ってましたが、繰り返し聴いたら段々とピタッとはまってくる感じがしました。計算し尽くされていますね。BAND-MAIDは、こんな風に毎回色々な角度から素敵な曲を作ってくれるので、次作も楽しみです。めちゃめちゃ気が早いですけど。

 gloryは今日だけで10回以上聞きましたけど、明日からもヘビロテしそうです。細かく聴けば聴くほど発見がある曲ですね。