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映画「ジョン・ウィック:パラベラム」感想

作品情報

評価

☆☆☆(最高評価は☆5つ)

※以下は作品のネタバレを含むので、注意してください。

ネタバレ感想

ジョン・ウィック2がなかなかに面白かったので、続けて見たジョン・ウィック:チャプター3ことパラベラム。前回はニューヨーク中の殺し屋に追われていたジョン・ウィックだが、今度は世界中の殺し屋に追われることとなる。なんというインフレ、なんという超アクション。頭を空っぽにして見るにはちょうど良い映画だった。ドーンバーンドッカンの繰り返しだし、ジョン・ウィックは撃たれても決してやられることはない。まあ、そういう世界観の映画ですしというところで納得して見進める。

世界を旅したジョン・ウィック。ヤクザのケジメ的な感じで指を切り落とした彼が旅の最後にたどり着いたのはミッションは、ウィンストンの抹殺。なんやかんやあってホテル・コンチネンタルがついに標的になった、という展開は面白かったし見応えがあった。が、その後の戦闘シーンがあまりに荒唐無稽で笑ってしまった。フル装備でやってくる敵に対し、なぜかスーツ姿と拳銃で戦おうとしてすぐさまやられていくホテルマンたち。いや、なんかもうちょっとやりようあっただろという感じである。そのくせ似た装備で戦うシャロンは、フル装備の的に特にやられることもなくにこやかに戦いを続けていく。まあ、うん、そうだよね。そういう世界線だよねここ。そして満を持してやってくるニンジャとの戦い。中南米出身っぽいニンジャが出てきたかと思えば、すごいカタコトの日本語を使うラスボスニンジャ。止まらないB級映画感にただただ笑うしかなかった。そもそも、寿司握るニンジャの登場シーンでにんじゃりばんばんが流れるってどういう演出やねんとツッコミを入れたくなる。

早いもので、ジョン・ウィックももう3作目であり、今度は4作目が公開されるようだ。もうマトリックスシリーズと肩を並べる本数である。マトリックス・シリーズと比べると、こちらはB級感を維持したまま大量に作品を作れそうな感じがするし、なんだかんだで長命な作品になりそうである。4作目も、何も考えたくなくなった時の1本として、心の戸棚の中にストックしておこうと思う。

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