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ボドゲ「キンルオック1698」の感想・戦略・テクニックについて

製品情報

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筆者は千葉ボドゲーン万博でホヌゲームズさんから買いました。

感想

・森、畑、市場、港の4つの種類の建物が2つ連なったタイルを繋げていって、自分のマークのついた建物のまとまりがなるべく大きくなるようにタイルを繋げていくゲームです。ミープルを使わないカルカソンヌみたいなイメージのゲームです。

・キンルオック1698は、カルカソンヌよりもいかに相手がタイルを置けないように妨害するかが重要だったりする点で、カルカソンヌよりも性格の悪い立ち回りが重要なイメージです。

・キンルオック1698はカルカソンヌよりもルールがややシンプルである分、戦略の広がりもやや少ないかなという印象です。ただ、ルールがシンプルなだけあって、得点計算がやりやすく、またタイルのカウンティングもしやすいので駆け引きがかなり熱いボードゲームです。カルカソンヌ好きだけれど、カルカソンヌはかなりやっていて少し飽きてきてしまった、という方に非常におすすめなボドゲです(今後再販するかどうかも分かりませんが。)。

戦略・テクニックについて

総論

・このゲームは、それぞれの建物で1位を取ることが非常に重要なゲームです。1位が7点、2位が3点、3位が2点であるため、単独で1位をとると最小でも4点差をつけることができ、圧倒的に有利になります。そのため、とりあえず少なくとも1〜2種類の建物で単独1位が取れるように頑張って立ち回りましょう。

・このゲームは、どのタイルが何枚入っているか覚えつつ、場に出たタイルの枚数・捨てられたタイルの枚数を数えるのが大事です。特に、それぞれの建物は7マスずつ入っています。そのため、自分の建物を6マス以上繋げると大体1位が取れるので、6マス以上繋げることを目標に繋げていくと良いでしょう。

・1位を獲得するために重要なのが、自分のタイルを一つのまとまりにすることです。相手の妨害より、自分のタイルをなるべくまとめることを優先しましょう。また、自分のタイルをひとまとまりにしつつ相手を妨害できる場合には積極的に狙いましょう。

・相手のタイルを囲むことも大事です。例えば相手が森の建物を3マス繋げた時に、その森を他の建物で囲んで同じ建物のタイルを繋げられなくした場合、相手は森を最大でも4マスしか繋げられないことになります(それぞれの建物は7マスしかないため。)。こうなると非常に有利ですので、自分のタイルを繋げつつ積極的に相手のタイルを囲い込んでいくことを意識しましょう。

・税務署タイルは、唯一タイルを使用しないことによって得点を取得できるタイルです。逆に言えば、税務署を使うと3点を消費し、かつ1手損することになります。そのため、基本的に使わない方が良いです。

第1ラウンド

・序盤は、なるべく自分のタイルがおける場所を増やすような形でタイルをどんどん繋げていくと良いでしょう。別荘タイルに隣接させる場合には、1マスのみ隣接させるようにします(その方が後で自分が置ける場所が多くなるため。)

・また、少なくとも2位、3位を確保できるように、全ての種類の建物を置きます。

第2・第3ラウンド

・基本的に、総論で書いた立ち回りで動けば十分です。なるべく1位を取れる建物の種類を多くできるように立ち回ると良いでしょう。特に、第2ラウンドで同じ建物を6マス繋げられると、第3ラウンドでも同じ建物で1位を取れる可能性がかなり高くなりますので、積極的に繋げていきましょう。

・自分のタイルを全て繋げることにより得られる5点ボーナスは、意外とバカにできません。ただし、(1位を取ることで自分が得点を取れるだけでなく、相手が取得できる点数を下げられるため)1位を取る方が有利になる印象ですので、自分のタイルを全て繋げるのは、可能であれば狙う程度で良いように思います。

・第2・第3ラウンドでは、いかに相手の建物を囲むかが重要になってきます。特に、第2・第3ラウンドの序盤では、自分の同じ建物を繋げつつ、かつ相手を囲めるような場所にタイルを置くことを優先するのが良いです。逆に、相手が置かなそうな場所にタイルを置くのは、ラウンドの後半で問題ありません。

・第3ラウンドでは、ゲーム終了時に合計点数が大体いくらになるか読めてくる頃かと思います。特に最後の方では、じっくり時間をかけて、1点でも多く取れる場所にタイルを置いておくと良いでしょう。

まとめ

・キンルオック1698の基本的な戦略は上記のとおりかと思います。ただ、相手も色々考えた上でタイルを置いてくることになるので、上記の戦略をスムーズに実行することが難しい場合も多いでしょう。慣れが重要なゲームだと思います。

・各建物は最大7マスしかない、というのが本ゲームの鍵となる情報です。各タイルの組み合わせを全て覚えられなくても、この情報を念頭に戦うだけで、若干勝率が上がるかと思いますので、常に意識した上で戦うと良いでしょう。